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現役教師による大人の哲学講座vol.37

『無知の知』(ソクラテス)
人は、自分が「正しさ」「善さ」「美しさ」について何も知らないということを自覚することが、それを追究するための原動力となり、追究すればするほどさらなる無知に気づき、知への探求へと誘われます。
これこそ、哲学の原語「フィロソフィア」=「知を愛すること」に他なりません。そして、現代でも「無知を自覚すること」によって、心にゆとりが生まれ、人生を豊かにしていくことができるでしょう。