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現役教師による大人の哲学講座vol.45 ~ 人物紹介 ~

~ モーリス・メルロ=ポンティ(1908~1961) ~

 

「私の身体は、他者の身体を通じて、世界とつながる」

 

現代フランスの哲学者。フッサールの現象学をベースに、「身体」を初めて本格的に哲学のテーマとした。非人称的行為としての「身体図式」や世界を構成する「肉」など、独特の概念を提唱した。高等師範学校の級友であるサルトルらと社会運動に関わり、サルトルと「レ・タン・モデルヌ」誌を発刊。コレージュ・ド・フランスの教授を務める。パリ、の自宅で執筆中、心臓麻痺のために53歳で急逝した。

 

どちらかというと精神優位で考えられてきた西洋哲学において、身体の側に光を当てた画期的な彼の身体論は、今なお、哲学の世界ではもちろん絵画や写真、映画などの芸術分野や、演劇・ダンスなどの身体表現、異文化コミュニケーションや福祉などの分野でも盛んに参照されている。

 

まだ、お席がございます。ご興味・ご関心のある方は、是非この機会に哲学の世界をのぞいてみてはいかがでしょうか?皆さまのご参加を心よりお待ちしております(^^)